• L1段低背タイプ、ブックタイプのドライブ市場向け三相EMCフィルタを開発

2020年8月4日

TDK株式会社 （社長: 石黒　成直） は、EPCOSブランドのL1段低背タイプ、ブックタイプ80～150A三相EMCフィルタを開発したことを発表します。TDKラムダ株式会社（社長: 矢代　博行）が8月より量産出荷を開始します。

本製品は多くのお客様のニーズに対応するため、同じ特性で「低背タイプ」、「ブックタイプ」の2つの形状のモデルをラインアップしました。また、日本の給電方式（デルタ給電）に求められる低リーク設計を実現し、Yコンデンサ（接地コンデンサ）容量により、漏洩電流を2種類^※設定しました。これにより、お客様の求める減衰効果に対応することが可能です。

B84743^*R712の定格電圧は三相最大520V仕様で、定格電流は80/100/150Aと、3つのモデルをラインアップしました。このうち、L1段ブックタイプは今回初めてラインアップします。

本製品は設置面積の省スペース化、軽量化を追求し、従来製品と比べ低背タイプは約40%の省スペース化、約45%の軽量化を実現しました。本製品を使うことでお客様の装置の小型・省スペース化に貢献できます。

※搭載されるYコンデンサ（接地コンデンサ）容量により、リーク電流が変動します。
（2mAまたは9.4mA：200VAC/60Hz、デルタ結線時）

主な用途

• ドライブシステム（サーボ・インバータ）、工業用自動機器、半導体製造装置、その他大型装置

主な特長と利点

• ドライブシステムに最適
• 同特性で2つの形状、低背・ブックタイプをラインアップ（小型/軽量、設置面積業界最小クラス）
• 日本仕様の低リーク設計（2mAまたは9.4mA：200VAC/60Hz、デルタ結線時）

主な仕様：B84743*R712

TDK株式会社について

TDK株式会社（本社：東京）は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で未来を引き寄せ（Attracting Tomorrow）、社会の変革に貢献してまいります。
当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。
アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2020年3月期の売上は約1兆3000億円で、従業員総数は全世界で約107,000人です。

TDKラムダ株式会社について

TDKラムダ株式会社は、信頼性・革新性の高い産業機器向け電源をグローバルに提供するリーディングカンパニーです。日本、中国、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの世界5極に研究開発拠点を置き、開発・製造から販売・保守までのフルファンクション体制でお客さまのさまざまなニーズにお応えしていきます。詳細は、https://www.jp.lambda.tdk.com/ja/をご覧下さい。

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