TDKラムダに入社した理由
①環境に貢献できるモノづくりができる会社②やりがいを感じながらモノづくりができる会社 という軸で会社を探していました。
説明会に参加した際に「TDKラムダの電源効率を1%改善できれば長岡市1ヶ月分の電力量を削減可能」と聞いて、これならモノづくりを通して環境貢献ができると電源に興味を持ちました。電源業界の中でもTDKラムダは世界的シェアをもっているため、将来自分がいいモノを作れば世界中に環境貢献効果を与えられ、大きなやりがいを感じられると考えました。
また、会社説明会にて気さくながらとても電源に詳しく目標にしたいと感じる先輩社員がいたことも大きなきっかけとなり入社を決めました。
現在の仕事について
新製品の開発業務(設計・評価)を担当しています。
2年目の段階から希望していた回路設計を担当させてもらい日々経験を積んでいます。
やる気と、それに見合った努力をすれば重要部の設計もさせて頂ける環境にあるためありがたいと感じています。新製品にはこれまで以上の性能が求められるため設計のハードルが高く大変な面もありますが、チームで連携し日々挑戦しています。
機械系専攻から電気系業種へ
大学では機械系ご専攻とのことですが、電気系業種の企業への就職の経緯はどのようなものでしたか?
就職活動初期は「世の中にどんな仕事があり、自分は何に興味があるのか」をよく分かっていませんでした。そこで合同企業説明会にできるだけ通って、業種を問わずにできるだけたくさんの企業の話を伺い、ピンとくるものを探す作戦をとりました。
その中で「環境に貢献できるモノづくり」、「やりがい」が自分の重視する点であることに気づき、一番その軸と一致したのがTDKラムダでした。
大学の専攻外の業種ではありましたが、現場での学習が一番身につくと思っていたので、入社後の努力でカバーしようと考えていました。
実際の業務の上で専攻分野の違いで苦労した点はありますか?また、良かった点はありますか?
専攻分野の違いという面から苦労した点はありません。
ウチの会社では新人には1年間同年代の先輩が教育担当としてついて下さいます。その中で過去製品の回路図とにらめっこをしながら電源動作を1から学習する機会を頂いたためスムーズに導入できました。
また、1年目以降も自由選択式の社内講義(電源理論、シミュレーション技術、etc)が用意されており、自分の興味のある内容についてより理解を深めることもできました。勉強する機会はたくさん用意されているので、専攻分野の違いは会社に入ってからのやる気次第で十分挽回できると感じています。
良かった点は大学で専攻していた機械の制御系の知識が、電源の出力制御回路の設計へ活かすことができた点です。
分野は違っても何かしら大学で学んだ知識を応用できる機会はあると思います。
回路設計のおもしろさを教えてください。
回路設計は大まかに以下フローで進めます。
① どのような特性・動作を実現したいか、そのためにはどのような回路構成が適切か選定
② 上記回路に配置すべき部品とその値(抵抗値、容量値 etc)を計算
③ 実際に基板上に部品を実装し計算通り動作ができているか(目標を達成しているか)確認
上記フローの中で面白さを感じる点はたくさんあります。
・元々数学が好きだったので計算をしているだけでも面白いのですが、実物が計算通りに動いた時は嬉しさを感じます。(大学の授業では計算orシミュレーションまでしかできなかったため会社で初めて味わう嬉しさでした。)
・電源は比較的小型製品であるため、回路構成・部品選定が完了するとすぐに実験ラインで動作検証を行うことができます。自身で考えた設計を試すために電源を改造⇒動作検証⇒改善検討 ・・・ というサイクルを自分の手の内で行えるのでモノづくりの実感を味わうことができます。
また電源業界は国内外を問わず優秀なライバル企業がたくさんおり、求められる特性のハードルもどんどん上がっています。
そのため、これまで用いてきた回路方式の使い回しでは目標を達成できないことも多くなってきました。そんな時はチームで知恵を出し合いながら新しい解決法を生み出します。苦しい道のりでもありますが、新しいことにチャレンジし目標を達成できた時が一番うれしい瞬間だと思います。
TDKラムダを志望する方へ
そして次の挑戦へ
なりたい自分について教えてください
将来挑戦したいことは今まで扱ったことのない新しい回路方式を用いて、これまで以上の特性を実現させることです。既存の回路をいかに最適化し、設計をつめるかも重要ですが出せる特性には限界がきつつあります。
いつか自分なりの工夫で新しい方式にチャレンジし、当初の目標である高効率電源を実現したいです。
現状はまだまだ知識・経験が不足しており、自分の力だけで解決できない課題もたくさんあります。社内には頼りになる先輩方がたくさんおり、壁にぶつかると新しい手法やアイディアを提案して下さいます。
これから経験をつみ、自分もそのような存在になってチームの役に立ちたいと考えています。